2025年12月1日 第6回口頭弁論が金沢地方裁判所で開かれました。
今回は、原告側から提出した第7準備書面・第8準備書面について要約陳述を行いました。
第7準備書面では、前訴(第5・6次訴訟)で作成された陳述書をもとに改めて被害の実態を主張しました。戦闘機騒音の被害は過去から現在に至るまでずっと続いており、現在はF35戦闘機が配備されたことで被害はさらに深刻化しています。これまででも充分にひどかった被害を訴えることは、現在の被害の深刻さを訴える上で有用な間接証拠にもなります。
第8準備書面は、行政訴訟(差止請求)における訴訟要件についてです。平成28年の第四次厚木基地訴訟上告審判決において、航空機騒音によって「重大な損害を生ずるおそれ」があると認められました。そして、その判断基準として4つの要件があり、本訴訟においてもそれらの要件を満たしていることを主張しました。
2025年11月19日 日米共同演習(在日米軍再編に伴う訓練移転)反対の申し入れを小松基地および小松市に対して行いました。

2025年11月5日~6日の二日間にわたり、第7回全国基地連総会が小松市民センターにて開催されました。戦闘機騒音に対する訴訟活動を行っている団体は、ここ小松だけでなく、全国にも複数存在します。全国基地連では、そこに所属する原告団同士で情報共有や意見交換を定期的に行い、裁判で原告の思いが少しでも認められるように協力し合って日々の活動に役立てています。
そんな全国基地連の第7回総会が今年は小松市で開催されました。本総会は、各地域の原告団の年間を通しての活動報告や交流を目的に開催されています。今回は、ジャーナリスト吉田敏浩様による講演や分科会もあり非常に活気のある会となりました。

2025年10月17日~22日の4日間(土日除く)にわたり、秋の騒音調査を実施しました。つい先週までの暖かさが嘘のように、気温も下がり、冷たい風が吹く日も多くありました。年々、夏と冬が長く、春と秋が短くなったように感じます。
さて、今回の騒音調査では、100dBを超える騒音が丸の内町で43回、市民センターで17回計測されました。
また、今年は試験的に航空祭前の飛行練習時の騒音調査も実施しました。期間は10月2日~3日の二日間です。今回の調査では、100dBを超える騒音が丸の内町で23回計測されました。調査時の職員からは複数機が編隊飛行することが多く、普段とは全く違った飛び方だ、といった声があがりました。今後もこういった臨時の騒音調査を実施し、被害立証の足掛かりとなるよう努めたいと思います。住民の皆様もお気づきの点がございましたらぜひお声を聞かせてください。